システムの復元をしたらJavaが暴走したので修復しました【PCの暴走を止める例】
こんな現象
Windows7にて。
システムの復元を実行して無事に完了。これでひと息つけます、と想ったらあれ?様子がおかしい。
急に激重(げきおも)。ちょっとどころじゃなく、とんでもなく激重(げきおも)。
こんなときは、タスクマネージャ・・・をやっとのことで表示。
プロセスを表示。
同じ名前のプロセスが爆発的に増殖しています。どう考えてもやばいです。プロセス数がな、なんと9941!?(左下の箇所)←これはあとで気づきました。ちなみに、ふだんは130~150でした。
システムの復元後にまさかこんなことになるとは顔面蒼白ものです。「javaws.exe」というプロセスが大量に発生、しかも、Web startという説明が!?お、思いっきり外部のWebサイトつなぎに行ってるやん!?もしや、Javaの名前で偽装したウィルスか!?
調べたところ、ウィルスではありませんでした。
原因
javaws.exe自体は、Javaをインストールすると自動的にインストールされていました。Javaアプリケーションの最新バージョンを確認しにいくという機能のようです。つまり怪しいものではありません
Javaの提供元オラクルによる解説のページ「Java Web Startとは何ですか」
また、Javaは最新版へのアップデートを繰り返します。
推測ですが、システムの復元のような一大イベントによって、Java関連のファイルが上書きなり削除なりされて破損してしまったため、制御がきかなくなり暴走してしまったと考えられます。あとから思うに。
解決方法は、Javaの再インストール
解決方法は、まず問題のJavaを削除(アンインストール)します。
とはいえ、これだけプロセスが暴走していますから、ひとまずパソコンの動作を落ち着かせる必要があります。
1.ネットワークの切断
大量のjavaws.exeがネットワーク接続を試みていますから、パソコンをネットワークから切断します。
LANケープルによる有線接続ならケープルそのものを抜いてしまいます。
Wifi無線接続の場合はやや手間です。パソコンを強制終了して、再起動。デスクトップが操作可能になったら、すぐにタスクトレイのアイコンなどからネットワークを切断します。もたもたしていると、また大量のjavaws.exeが動き出します。もたもたしてしまったら、またやり直してみて下さい。
2.Javaの削除
ネットワークを切断したら、コントロールパネルを開いてJavaを削除します。
コントロールパネル>プログラムと機能>Javaを探してアンインストール
Javaの削除ができたらネットワークに接続しても大丈夫です。また、パソコンの再起動もしておきます。
(Javaがもう不要ならここで終わりです。下のほうの文章もごらんください。)
3.最新のJavaをインストール
Javaの最新版をインストール。また、再起動。
すると、何事もなかったかのように快適になると想います。
発生時のメモ
作業中、javaws.exeについて、あわわ、あわてて、別のパソコンからインターネット検索で調査をしました。すると、Javaの再インストールでなおったという談話がありました。ウィルスではないらしいのです。え、この状況でそうなの?あ、そうですか。・・・。複雑な気分になります。ちなみに、Google検索のサジェストに、「javaws.exe ウィルス」と表示されたのを見たときは、非常に焦りました(内緒)
Javaを削除するために、パソコンを久しぶりのセーフモードで起動してみましたが、コントロールパネルからJavaのアンインストールはできませんでした。あれれ?
システムの復元をした直接の理由は、ある日、 ワイヤレスタッチパッド の具合が悪くなり、PC作業が思うように進まなくなったからでした。ドライバーを再インストールすることにしました。と思ったけれど、実はドライバーではなく拡張ユーティリティーツールでした。 そういうわけで、そのツールの再インストールをしたものの、結局、直りませんでした。←システムの復元で治りました。
システムの復元をする際に影響を受けるプログラムの一覧が表示されますが、その中にJavaがあったのかもしれません。見ていませんでした。ここ数日以内にJavaの更新を行ったところでした。もしかしたらその影響だったのかもしれません。
情報セキュリティ対策の手順としては、怪しい挙動を見つけたらネットワークの切断が第1です。有線LANだとすぐに抜いてしまえば終わりですが、無線LANだとすぐには対処できないことがありそうです。ビジー状態で操作ができなかったりとか、無線ルータの電源ブチっと切っていいのかとか、いろいろと問題が起きそうです。
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文章・他を少し修正しました